ついにというか，やっと滑ることが出来そう。例年よりもひと月近く遅いシーズンインである。 冬の休日なのに，何故家に居るの，という自他両方からの質問疑問に，やっと答えなくてよくなるのだ。

それなりの雪の量になるのを待って繰り出したのだが，昨日までの天候と大きく変わってやや吹雪気味。 しかも，一度積もった雪が，暖気で崩れ，それがさらにぐしゃぐしゃの形のままに凍り， さらにその上から決して少なくは無い量の新雪を被せた状態なので，非常に滑りずらい。

バーンコンディションも天候も悪いので，初滑りとやってきたゲレンデだが5時間券を 僅か1時間半使っただけで退散する。

今シーズンの波瀾を予見させるものなのか。

同じ余市岳を頼みとしたスキー場なのに，札幌国際とここキロロではえらい違い。 随分雪不足が続いていたのだけれど，ようやく雪が積もった状態になったようなので 嫌いな毛無峠のくねくね道を越えてやってきました。

お気に入りの余市第1コース。ここは長いコースをリフトで滑ることが出来るのがよい。 札幌国際だとロングコースを滑るにはゴンドラを利用するしかなく，乗り降りたびにスキーを脱ぐのが嫌なのだ。

おっと，どこかの集団がポールセットで練習している。キャンプだろうか。 それにしても，折角まともに滑れる状態になったのにお客さんは疎ら。 初滑りだと，わくわくして待っている人数はそれほど多くはないのだろうか。

その少ないお客ではあるけれど，その中には顔見知りが二人。 リフトで弾む話は怪我のこと。自分を含め3人とも，先シーズン末から何かしらの怪我を負っている。 まるで自慢話のように互いの負傷部位を話題にする。 さすがに，3人とも若い連中から「濃い濃い」と言われる壮年組である。

明日も滑りたいところだが，雪中フットボールの写真撮影に行く用事があるので，せいぜい午前中のみかな。

(といって，結局翌日は滑らずじまい。)

またキロロ。雪は増えている。楽しく滑っていたが，だんだん天気が悪くなり冷え込んでくる。

家に帰っても，なかなか温まらなかった。こんなことは珍しいのだが。

昨シーズン，札幌に引っ越してからの最大の問題は練習場所だ。 勤務先からナイター練習場所の藻岩南斜面までは，2時間はかかる。 渋滞を我慢して到着しても，1本しか滑られないとか，撤収が始まっていたこともあった。

今シーズンは，平日のポール練習は当てにしないことにした。 その代わり，週末にかもい岳に行って練習しようと，かもい岳クラブに入れてもらった。 手続きはFAXでやったが，直に行ってしなければならないことが残っていたので，今日は車を走らせた。

本当はこの前の土曜にフィッシャー杯の参加がてら片付けることを計画していたのだが，申し込み 期限を過ぎてしまうという大失態を演じてしまった。

今日はクラウンのS氏が一緒である。かもい岳というとレーシングのポール練習を想像してしまうが， フリースキーをするにもいいバーンが多いと再認識した。

知り合いがポール練習の順番待ちの列に居た。冬休みとあって，遠方から参加の小中学生も多いらしく かなり待たされているようだった。

昨日のかもい岳でポール練習を見たらやりたくなった。 しかし，あそこは混んでいることは昨日書いたとおりである。

実は，昨日から幌加内で「すすきのむんむんクラブ」の合宿が行われているのであるが，急遽参加を 申し出たところ快く許してくれた。1泊2日の短期合宿だ。

天気はあまり良くない。車には今日もS氏が乗っている。 深川ICで降りて，多度志に入った頃から雪がひどくなって来た。

ほろたちスキー場では山に向かって左側・からまつコースでGSを張っていた。最も急なバーンである。 初ポールには厳しかった。ゴーグルが曇って何も見えなくなった。 転んだら逆さまになり，頭からふかふかの雪の中に沈んだ。口の中に雪を吸い込んでしまい，むせた。

昼からは正面のコースで練習した。降り続く雪の多さには閉口したけれど，楽しい練習だった。

練習後，冷えた身体を温めに，恒例の政和温泉ルオントーに出かけたことは言うまでも無い。

今日は大晦日。練習は昼過ぎの13時までの予定。 大学生と合同なのだが，その学生の希望で前半はスーパーG。 正面コースでのSGにはスリルが満ちているが，避けるものでもない。 さすがにフルワンにはならなかったが，チャレンジした。

ただ，雪が柔いのに加え，降雪が続いているので1本おきにコース整備をした。

それが終わればGSのセットに変更。猛吹雪ではないのだが視界が変わるので，やや不安。 スタートが視界のいいときに当たると，とても得した気持ちになり，思いっきり滑ることが出来た。

急遽決めたことだったが，やはり幌加内はいいなと思った。